日本のなかの朝鮮

このところマス・メディアを通じて頻繁に流れてくる朝鮮半島に関する話題や情報を見聞きしながら、どこか割り切れない思いがする。新聞は毎週のように関連記事を取りあげ、雑誌は特集を組み、テレビにはチマチョゴリが舞い、ラジオからは韓国の歌が流れてくる。このような事態をだれが想像し得たのだろうか。本田靖春氏の「私の中の朝鮮人」の中に次のようなくだりがある。「日本と朝鮮の関係に明けるなによりの不幸は、普段の日本人はほとんどといってよいほど朝鮮の存在を意識しないでいることであり、朝鮮人は片時も日本の存在を意識せずにはいられないということである」。日本人の意識のなかで、朝鮮は見えない存在であり、煩わしい存在であった。(「族譜」まえがきより)

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WORKS

いくつかの写真群があります。「族譜」「望郷」「アイヌ」それぞれのほんの一部を紹介します。

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望郷 一世の碑

人や物が自由に行き来して、情報が駆け巡る昨今、住んで見たいと思う場所に住める時代でもある。しかし、飢饉や生活難、あるいは政情不安、または強制され、生まれ故郷を追われ...

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BLOG

ここに綴った写真は、長年に渡り撮り続けているライフワークの作品の一部であります。今後も少しつづ紹介出来ればと思っています。

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PROFILE

許 南英 ホ ナムヨン허 남영写真家1956年東京都生まれ 在日コリアン...

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族譜

日本のなかの朝鮮このところマス・メディアを通じて頻繁に流れてくる朝鮮半島に関する話題や情報を見聞きしながら、どこか割り切れない思いがする。新聞は毎週の...

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アイヌの肖像

アイヌとの出会い雑誌の撮影で東京早稲田にアイヌ料理店のオープンを取材に行ったのが初めての出会いでした。数年後、首都圏でアイヌ古式舞踊活動し...

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望郷 Sakhalin

ユーラシア大陸の東端、北海道の北方に、面積8万7100キロ、南北の長さ約900キロ、人口約48万人のロシア連邦サハリン島がある。この島の半分の南サハリンは1945年まで日本領であ...

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朝鮮文化の足跡

対馬晴れた日には朝鮮半島が見えるという対馬は、古来、アジア大陸・朝鮮半島と日本を結ぶ重要な航路として、また文化の導入口として大きな役割を果たしてきた。島の...

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渡来人の末裔たち

高麗神社宮司 59代・高麗澄雄氏高句麗国の滅亡(668年)に伴い、数多くの遣臣たちが日本に渡来したといわれている。これ...

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望郷 Yanbian

中国東北部の東端にある吉林省延辺朝鮮族自治州は、東はロシアの沿海州と、南は図們江(豆満江)を隔てた朝鮮民主主義人民共和国と国境線で接している。中国朝鮮族の集中居住区で...

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私のなかの朝鮮

朝鮮には族譜(チョッポ)という物がある。族譜とは、一族の家系に関する記録であり、そこには父系血縁主義に基づき、先祖のの起源からはじまりひとりひとりの出生年や没年、また官職や経歴が...

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望郷 Japan

20世紀の初頭、半島から海を越えて日本に渡って来た人々は、留学生や季節労働者、政治的な理由により難を逃れて来た人々数百人の少数に過ぎなかった。やがて植...

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