アイヌとの出会い

雑誌の撮影で東京早稲田にアイヌ料理店のオープンを取材に行ったのが初めての出会いでした。数年後、首都圏でアイヌ古式舞踊活動していたアイヌグループのソウル公演に同行し撮影したことにより、アイヌの人達と身近に接する機会ができ、撮影を続けています。首都圏に約5000人、北海道には1万3000人余りのアイヌの人達が居住していると言われています。マイノリティーとして生きるアイヌを取り巻く状況は、決して順風とはいえず困難な中に生きています。こんな中でも伝統を尊重し守ろうとする姿を私たちに見せてくれます。彼らの屈託のない様相をポートレートとして撮影し始めています。